ITエンジニアが副業に挑戦してみた感想をまとめるよ

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こんにちは、もーすけです。
今回はひさびさにキャリア系のことについて書いていきたいと思います。 3月いっぱいで9ヶ月ほど続けていた副業が一段落したので、その感想やお金の話などをお知らせしたいと思います。 この30年間賃金の上がらない日本をなんとかすべく、副業で所得を増やす人が増えてほしいです。 とはいえ、いいことばかりでもないので率直な感想や意見を書き残していこうと思います。

副業は初めてだったのか?

なにを「副業」というかによりますが、顧客をもって仕事するタイプの副業ははじめて挑戦しました。 ブログ等での副業はしていましたが、それはどちらかというと学習の延長で自分のペースでできるものです。 顧客が実際にいる仕事では、当然締め切りを気にしたり、クオリティの面でも自分勝手というわけにはいきません。

いつからやっていたのか?

2021年7月から2022年3月末まで、約9ヶ月実施してきました。

どんな仕事をしたの?

守秘義務があるので、お客さん情報については書くことはできないけれど、ざっくりいうとAlibaba Cloudの構築の仕事です。あるアプリケーションを動作させるためのKubernetesクラスタの構築やそのマネージドサービスのセットアップをTerraformで構成するなど、いわゆるクラウドの環境構築です。 環境構築といいつつも、お客さんとしてKubernetesがはじめてだったので、Kubernetesまわりのアドバイスやレクチャー、アプリケーションの起動、動作確認、ドキュメント作成くらいまでやりました。

もともとAlibaba Cloudの中の人で、いまはKubernetesをメインに本業をしているので、まさにうってつけのお仕事という感じでした。

どうして仕事をすることになったの?

お客さんからこのブログ経由でご連絡いただいたことがきっかけでした。
フリーランスのエージェントにお願いしたり、どこかのサイト経由ではなく直接です。 嬉しいことにその後もいくつかお話を頂いたりしています。

契約形態は?

準委任契約です。
請負契約だと、副業だと荷が重いなあと思っていたので準委任契約でやりました。 ちなみに、過去に個人事業主として開業はしていたので、個人事業主としての契約です。

契約単価と作業時間は?

月によってまちまちでしたが、だいたい月15-30時間くらいでした。
このくらいの作業量だと無理なくできていいです。一方で、短い時間でそれなりのアウトプットを出す必要があるので、知見や経験が多い領域じゃないと難しい気がします。

単価は、、、ストレートに書くとちょっとあれなので(笑)。
とっても安売りはしていないですが、はじめてでもあったので強気単価でもないです。 正直、Alibaba Cloud x Kubernetesでやれる人はあんまりいないでしょうし、強気にもいけたかもしれませんが、なによりも自分の社会経験のほうを優先したかったです。 とはいえ、エージェントやプラットフォームサービスを挟んでないので、マージン取られずなのでよいです。

本業との両立はできる?

時間によると思うけど、月15-30時間であれば自分はいけそうでした。 40時間をコンスタントに超えてくるときついという印象です。

ちなみに、ぼくは結婚していますが、子供はいないので、比較的時間がある人です。

確定申告はいる?

いります。2021年は行いました。
マネーフォワードクラウド確定申告のお世話になりました。ありがとうございました。

お金周りで使ったツールは?

請求書を作成するのにもマネーフォワードクラウド請求書を使いました。
マネーフォワードクラウドで作成した請求書は、そのまま決算書の作成や確定申告に使えるので便利です。

結局、副業どうなの?

はじめて副業に挑戦しましたが、いろいろと感じているところがあります。
世の中の流れ的に副業が流行ってきています。その理由の一つには、日本の賃金が上がらないという問題があると思っています。多様な働き方で、収入を増やす方法のひとつが副業です。

そして、副業にもいろんな種類があります。
代表的なものに、YouTubeやブログといった比較的自分のペースで進められるストック型のものや、依頼された作業を行うフロー型のものなどです。

YouTubeやブログは、大きなお金にはじめはなりづらいですが、影響力をもてば、ある程度放っておいてもお金が入ってきますし、自分のペースでできるメリットがあります。
一方で、今回自分が挑戦したような、ITシステムの開発等の仕事は自分の時間を売るタイプです。手っ取り早くお金にはなりやすいですが、かけた時間以上にはお金にならない特徴をもちます。

個人的に難しいと思ったことは、ITエンジニアのキャリアは「継続的な学習」がとても大事です。 ITシステムの開発等の仕事を受けることは、もちろん内容によっては学習になりますが、どちらかというと仕事に近く、キャリアアップのための学習とは意味合いが違うと思います。本業だけやっていても新しいことがなかなか身につきづらいのと同じで、学習と仕事は違うものと考えます。

かといって、新しくやってみたかったことに振り切った仕事を受けると、時間効率が悪すぎます。 それに時間を投資できるならいいですが、なかなか難しいでしょう。ある程度、自分の熟れているジャンルで時間効率よくできることは、副業にとても重要と思います。

本業はもちろん頑張ってやって、そしてキャリアアップのための学習の時間をとって、さらに自分の時間を売る副業をやると、まあ多くの場合時間は足りないでしょう。家族がいる方などなおさらです。

副業って、間違うと単なるオーバーワークになってしまいます。 そこで、いくつかの目的とルールを自分なりに決めてやるといいのではないかなと思いました。 たとえば、以下のような。これは人によって大事なものが変わると思います。

  1. 副業は時間効率を優先する。ただし、10-20%くらいは新しいことにチャレンジできるものを選ぶ。
  2. キャリアアップのための学習時間を取れる状態でやる。それは、期間で区切ってもいい。4-6月は副業中心でお金を稼ぎ、7-9月はキャリアアップの学習に時間を投資するなど。
  3. 熟れているジャンルの仕事を準委任契約で受け、短時間・高効率でやることを優先する。

これからどうするの?

機会あればまたやろうと思っていますが、学習に時間を確保することと、家庭を優先することといった自分なりのルールのもとにやろうと思っています。たぶん、現時点の考えだと、短時間で高効率でできるもののみやるのが今の自分にはいいかなあと思ってはいます。

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