Tekton、ボリュームを使ってビルド・ライブラリダウンロードの高速化を図る

2022-03-01

Tekton学習シリーズ

こんにちは、もーすけです。
最近Tektonをより実践に向けて検証することが多くなってきました。 今回は、ビルドの高速化に役立つキャッシュの方法について紹介します。

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Tekton、プライベートなGitレポジトリを扱う方法と仕組みについて

2022-01-24

Tekton学習シリーズ

こんにちは、もーすけです。
このシリーズの中でgit-cloneタスクを利用してきましたが、いままではパブリックなレポジトリを対象に扱ってきましたが、実運用では当然ながらプライベートレポジトリを活用するはずです。 プライベートレポジトリを使っていくにはどうしたらいいのか、その場合の挙動などを確認しておきます。

Tektonパイプラインで、git-cloneタスクを使う場合、git-cloneタスクに実装される ssh-directory 設定を使うか、Tektonで用意した認証の仕組みを使うかのどちらかになると思います。それぞれの方法について見ていきましょう。

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Kubernetes環境についてTerratestでテストを書く

2021-10-28

こんにちは、もーすけです。
今回はTerratest を用いたKubernetes環境のテストについて検討します。

TerratestはGruntwork.ioが作成しているインフラのテスティングソフトウェアです。 もともとは、Terraformで作成したクラウド環境のテストとして発達がしましたが、いまの時代となってKubernetes環境やコンテナイメージもテストできるようになっています。

Kubernetesマニフェストにより、宣言的にインフラ環境を表現できるようになってきているととはいえ、その結果が期待通りに動作しているのかは日々の悩みのタネであることはかわりません。 Terratestがこの悩みを解消するのにイケてそうなので調査してみます。

かつて仮想サーバでアプリケーションを運用している時代に、Serverspecを用いてテスト駆動のインフラ構築を行っていてとても気持ちがよかったので、そのレイヤーが移ってきているとも考えられます。

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SREは何を目指せばいいか?Google流から大事なことを学ぼう。

2021-07-21

こんにちは、もーすけです。
今回はしばらくの間、積み読となっていた「SRE サイトリライアビリティエンジニアリング」を読んだので、SREの生みの親が考えるその思想まとめます。(なんと購入したのは2018年3月で、3年4か月越しにまともに読むことになりました汗)

いまや、多くの企業でSREを名乗る職種がでています。 しかし、名前を変えただけのことも多くあると思っているので、SREの真髄はどこにあるのか?我々はなにを考えなければないらないのか?探っていきたいと思います。

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「ユニコーン企業のひみつ」を読んで、我々はなにをすればいいのだろうか?

2021-06-06

こんにちは、もーすけです。
本日は、2021年4月に発売された「ユニコーン企業のひみつ」を読みましたので、書籍の内容や自分なりの考えをまとめてみます。 現代となっては、アメリカのGAFAをはじめとしたテック企業のビジネス脅威を感じないことはないと思います。 彼らに対抗するため、日本企業はどんなふうに戦えばいいのか?そんなヒントになる本です。

この本は発売と同時に多くの方がレビューを書いているので、ぜひ他の人の書評もたくさん読んでみてください。

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カスタマイズしたJenkinsを作成する方法 on OpenShift

2020-07-05

こんにちは。もーすけです。
本日はRed Hatが提供しているKubernetesディストリビューションであるOpenShift上のJenkinsの管理に関するお話です。 OpenShift上でJenkinsを利用する際のプラグイン管理の方法やカスタマイズ方法などをご紹介します。 ハマリポイントもあり困っている方も見かけたのでお役に立てばと思います。

Jenkins本体ではなくJenkins agnetのカスタマイズに関しては以前に下記ブログを書いてますのでこちらをご参照ください。

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Tekton 徹底解説、Operatorによるインストールとはじめの一歩(学習シリーズ01)

2020-05-10

Tekton学習シリーズ

もーすけです。 GWはみなさんいかがお過ごしでしたか?
外に出れないGWという一生でもそんなことが2度あるかわかりませんが非常に大変な日々を過ごされたのではないかと思います。自分は、GWを使ってKubernetes Operatorの開発などに挑戦してみていました。 このあたりの話は別で書きたいと思いますが、Kubernetesのよさについてさらに理解を深めた気がします。

さて、今日はCloud NativeなCI/CDツールと言われているTektonについて。
Tekton学習シリーズということで入門者向けの連載企画をおこないました。第1回目は、Operatorによるインストール編です。

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イメージのプルの効率化を考える。kubernetes-image-puller の紹介

2020-04-28

FF7リメイク、クリアしました。いまSwitchで原作のFF7をやり直しています。もーすけです。
今日はkubernetes-image-pullerというツールを発見し試してみたので、背景や課題感含めてご紹介していきます。

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Jenkins pipelineで複数のOpenShiftクラスタを扱う

2020-04-14

もーすけです。今日はJenkinsを使ったKubernetes(OpenShift)環境でのデプロイ関連についてです。
Jenkins pipelineで複数クラスタ(マルチクラスタ)を扱いたい場合の設定方法について確認したので共有します。

背景

以前にskopeoを用いたコンテナイメージの別レジストリへのコピーする方法について書きました。 イメージを別レジストリへコピーする目的は、イメージをビルドしたクラスタと本番環境が別クラスタの場合などがあります。 複数のクラスタを利用する環境では、1つのJenkins pipelineから複数のOpenShiftのクラスタに対して操作するケースがでてきます。 やることは単純で、複数のクラスタの認証情報を用意して操作することになるわけですが、JenkinsのOpenShift Client Pluginを用いた方法についてメモしていきます。

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KubernetesにおけるCI/CD実践の勘所まとめ

2020-03-04

こんにちは、もーすけです。
前回のブログでは「Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps」の書籍を紹介しました。

こちらの反響もよかったこともあり、KubernetesにおけるCI/CD(継続的インテグレーションと継続的デリバリー)に焦点を絞って、いままでの経験も含めて大事なポイントをいくつかの切り口でまとめることにしました。 一部は書籍の内容とかぶる部分もあるのですが、わたしが普段Kubernetesでのアプリケーション運用に携わる中で大事だと思うことなど含めてご紹介します。 KubernetesにおけるCI/CDとしていますが、項目は必ずしもKubernetesに限った話ではありませんのでご了承ください。

また、もっといろんなトピックを書きたいのですが、すべてのトピックを揃えると記事自体のボリュームも大きくなり公開も遅くなりそうだったので、基本的な内容のみ選んでみました。随時追加されていく(あるいは別記事?)可能性があります。

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