だいぶお久しぶりのブログ。 そして恒例の年振り返りブログ。ついに2016年も終わってしまう。
というわけで2016年を振り返りたいと思う。
一応このサイトは技術ブログのはずなんだけど、プライベートのことが大いに混ざったポエムになってしまった。
なんの変哲もないはじまり
2016年のはじめのほう。振り返ってもとくに振り返ることがあまりないくらい変哲もない日々だった。
嵐の前の静けさだったと今思う。
TDD研修、プロマネ研修
後述するが8月までは、社内システムのエンジニアとして活動していた。
いつもどおり、内製開発のチームをどう強くするかばかり考え働いていた。
そんななか、新しい開発チームの模索のために部署を代表としてTDD(テスト駆動開発)の研修や、
プロジェクトマネージャーの研修など受けさせてもらった。
そのなかでもTDD研修はとても印象深い。
なぜなら、私が気に入っていた「Rubyによるデザインパターン」の翻訳者の一人が講師だったからだ。
さらには、研修の受講生は2人しかおらず、徹底してTDDを実践できた。
こんな恵まれた外部研修があるもんかと、感心したのを思い出す。
- 作者: Russ Olsen,ラス・オルセン,小林健一,菅野裕,吉野雅人,山岸夢人,小島努
- 出版社/メーカー: ピアソン桐原
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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Gem公開、ATP-stat開発
会社のとあるプロジェクトでRails使うことになり、
趣味がてらにRailsを使ってATP-statというサービスを開発していた。
正直、ほんとに趣味で作ったものでクオリティは全く高くないし、最近はメンテもできていない。
また、このサービスに利用する仕組みをAtpScraperというGemにして公開した。
これは、せっかく受けたTDD研修を活かして、テスト駆動開発で行ったりしていた。
嵐
と、まあさほどいままでと変わらない感じの日々を送っていた。
だが、6月くらいから嵐が吹き始める。
プライベートでかなりショッキングなことがあった。ショッキングであると同時に生活がだいぶ変わるようなこと。
それだけでもショッキングではあるのだけれど、その出来事はなにかのトリガーを引いてしまったようだ。
世界線が変動したのかもしれない。
異動
まず、ショッキングな出来事からわずか1週間後に、社内転職の結果がでた。
詳しくは下記のブログを読んでほしいが、パブリッククラウドを提供する新規事業を行う会社に行くことになったのだ。
社内システム開発からパブリッククラウドの会社へジョインします - Goldstine研究所
仕事環境の変化
仕事の環境は劇的に変わった。正直何もかもが違うといっても過言ではない。
変わった項目をまとめてみた。
項目 | 前の仕事 | 今の仕事 |
---|---|---|
システム種別 | ネットワーク監視システム | パブリッククラウド |
職種 | システムエンジニア | セールスエンジニア? |
組織規模 | 大組織の中の1部署で100人程度 | 会社全体で数十人 |
チーム | エンジニアのみ | エンジニア、営業、マーケティングなど |
お客様 | 社内 | 社外 |
人 | ほぼ100%日本人 | 半分くらい外国人 |
英語 | 利用しない | 飛び交ってる |
実際の仕事
セールスエンジニア
最初に断っておくが、今の職種をセールスエンジニアというと少し語弊はあるのだが、
そういう一面があることは確かなのでそういうことにしておく。
今までやってきた開発エンジニアとはまったく異なった難しさを感じている。
お客さんはシステムを開発運用する現場のエンジニアの方であり何かしらに課題点を感じている人たちだ。
その課題についてソリューションを提案する必要があるわけであり、実際に自分が経験したことのないレベルで語ることは難しい。
自分が売る製品に知っているのは当たり前であり、それ以上に運用現場のことについて精通していてこそ仕事になる感がある。
職種的には運用現場から離れることになるわけだが、そこに精通し続ける必要があるのはとても難しさを感じとともに、だからこその価値と感じる。
どうやって現場感覚も失わないでいるか、課題の1つである。
そういえばこんな記事ありましたね。
はてなの中でたった1人!Mackerelを支える「セールスエンジニア」って何だ!?|転職ドラフトReport
サービスローンチ
異動したときの会社のミッションはAlibaba Cloudの日本リージョンの開設だ。
とにかくそれに向けてもろもろの準備をしてきた。
まずは、リリースできたので宣伝しておきます(笑)
Gihyoデビュー
日本リージョンのリリースに伴って、Gihyoにデビューしました。
あとSoftwareDesignとWed+DB Pressに掲載されてます。みんなみてね。
英語
コメント省略します。がんばりゅ…
ISUCON6
念願のISUCON6に参加した。圧倒的な力不足を痛感。
力不足を実感したこと自体とてもいいことだったし、またISUCON対策で得た知見は確実にいいものとなっているのでよし。
来年も出れたらリベンジしたいです。
脱Mac
長年Macを使ってたけどやめた。
本当は新MacBook Proが出たら買おうと思っていたんだけれど、
USB Tpye-Cしかないことと値段の高さにThinkPadをかってしまった。
この件については別途ブログを書きたいと思う。
ThinkPad T460s - 14.0型 ハイパフォーマンス・スリム・モバイル・ノートブックTシリーズ| レノボジャパン
脱Macが目的というよりは、一度いい機会なのでMacを離れてみようという感じ。
今のPC状況
種類 | PC |
---|---|
会社 | MacBook Pro |
自宅ノート | ThinkPad T460S Windows10 |
自宅デスクトップ | 自作PC Ubuntu16.04 |
一人暮らし
一人暮らしも決めた。引っ越し自体は2月予定だが、物件は決めて申し込みした。
なんだろう、勢いでこういうことになった。
最後に
今年は気持ちの面、生活の面、仕事の面といろいろと変化が大きかった。
これで嵐は吹き終わるのだろうか。それとも続くのだろうか。
それはわからないけれど、次に来る変化も受け止め楽しむことにする。
去年の抱負的なこと
せっかくなので去年の振り返りブログに書いてあった抱負的なことを振り返ってみる。
あんまり達成度はよくないけど、それ以上にいろいろあったからいいか。
項目 | 達成 | コメント |
---|---|---|
Vim::Factoryを自分が使いたいと思うようなサービスにする | × | 検討したが、サービスの方向性を見失った |
Vim::Factoryをベースにより自分たちが学習できる環境を作る | △ | 基盤は勉強材料としては活躍している |
引き続き、インフラ系エンジニア?っぽい感じで邁進する | 〇 | 現場のエンジニアではないが、クラウドインフラよりで頑張ってる |
ISUCONにでます(あれば…) | 〇 | 結果は惨敗 |
来年の抱負的なこと
大きく2つの面で頑張りたいと思ってる。
1つは、技術面の話。
今の職種は現場の開発エンジニアでもインフラエンジニアでもない。
しかし、パブリッククラウドを使うのは現場エンジニアであり、その感覚を忘れてはいけないと常に思っている。
プライベートでは今まで通り何らかの形で開発エンジニアをやっていたいと思う。
また、パブリッククラウドはシステムを開発・運用していく中で必要なサービスが盛り込まれている。
今まで以上に幅広い視野を持ってテクノロジーと向き合わなければいけない。
トレンドやツールの使い方とかに流されない、基礎的な部分をきちんとみていきたい。
2つは、技術面以外の話。
我々の仕事はシステムの開発ではなく、パブリッククラウドのビジネスを技術面から理解し支援することが大事。
そして、サービス利用者のビジネスについても技術面から理解し支援しなければいけない。
じゃ、なにをするのかっていうと難しいんだけど、テクノロジーの範囲を超えてビジネスモデルなどに意識してみようと思う。
そんじゃーね。