こんにちは、もーすけです。本日、総合的なITスキルの可視化する世界共通のアセスメントツールとうたう「GAIT」という試験を受験してきたので簡単にレポートします。うちの会社で今年から導入されて受験することになったからです。インターネット上には対策などについて書かれた記事も少なく参考になればと思います。
GAITの試験概要についてこちらを参照ください。
結果
結果は以下の通りでした。
初受験で点数の基準がよくわかっていないのですが、6割くらいというかんじでした。
次のような項目で試験が組まれています。
分野 | 項目 | 得点率 |
---|---|---|
DB | SQL | 82% |
DB | DB管理 | 66% |
DB | DB設計 | 80% |
OS | リテラシ | 100% |
OS | Windows | 71% |
DB | Unix/Linux | 73% |
アプリケーション | 基礎 | 88% |
アプリケーション | 設計 | 71% |
アプリケーション | 実装 | 55% |
アプリケーション | 開発プロセス | 71% |
ストレージ | リテラシ | 40% |
ストレージ | RAID | 46% |
ストレージ | バックアップ | 51% |
セキュリティ | リテラシ | 84% |
セキュリティ | インフラストラクチャ | 44% |
セキュリティ | クラッキング | 64% |
セキュリティ | セキュリティポリシー | 55% |
ネットワーク | リテラシ | 31% |
ネットワーク | デバイス | 71% |
ネットワーク | モバイル&ソーシャル | 62% |
仮想化 | リテラシ | 57% |
仮想化 | サーバ&ストレージ | 80% |
個人的に、ストレージとネットワークのリテラシが弱いのはさすがにどうかなと思うので、このあたりは復習していきたいと思います。 もし次受ける機会があるとすればそのあたりしっかりクリアして70%超え狙っていきたいと思います。 とはいえ、かなりベンダーサービスの問題も多いので取れる点数には限界があるかなって思います。最後に所感など簡単にまとめます。
所感
- 試験は、アンケートと本試験の2つセット。
- どの分野のどんな人がどのくらいの点数か集計するためにアンケートがある。
- クラウドベンダーやってるといつも職種など選ぶの大変。
- 試験はどちらかというとIT用語の試験という感じが強かった。
- 基本的に選択肢4つの中から選ぶ形式。
- たまにマルチチョイスの問題が出る。
- VMwareやOracle、IIS、Struts2など意外と触ったことがないとわからない問題も多い。
- そういう問題は潔く諦めるに限る。
- ただし知らないジャンルのものでも、問題文読めばわかるものもいくつかある。
- エンタープライズシステムの開発とかやっている人のほうが得意そうという感じ。
- 試験時間は、180問くらいで65分ですが、余裕はある。焦らなくていい。 - 英語で受験した同僚何人かの話をきくと、時間内で終わらなかったということだったので、もしかしたら英語のほうが難しいのかもしれません。
- 試験対策として、ベンダー製品部分はもう仕方ないので適当にマークするしかないですが、一般的な内容について基本情報技術者試験、応用情報技術者試験あたり勉強しておくといい。
- 本気で点数取りたいならば、WidonwsやActiveDirectory、Oracle、VMwareなどみておくといい。
- 普段Linuxでオープン技術使っている人目線。
- ActiveDirectoryは仕事でもよく出てくるのですこし抑えておこうかなと思う。
- IT試験特有の用語が出てきてたまに忘れてるので復習しておくと良い。
- 例えばデータベースにおける「選択」「射影」とか、第何正規化とか。
- ER図、クラス図における属性の名前とか。
- スコアがその場で出て苦手な分野など把握できるのは良いと思う
- 個人的な意見としては、IT用語試験になっているのでもう少し本質的な基礎力を問うものになっていくほうがいいのではとか素人的な考え。
対策について
こういう試験に対策というのはなんか違うかもしれませんが、 きっと読者は対策についてきになっているとも思うので、対策について思っていることを書きます。
残念ながら、GAIT専用の学習教材はないです。過去に書籍があったのですがすでに廃版になっています。
なので、基本情報技術者試験(あるいは応用情報技術者試験)の勉強をしておくとまんべんなく知識を網羅できるので良いと思います。
もうすでに基本情報技術者試験を持っているよという人は、「復習」しておくといいでしょう。このタイプの試験の特有の用語がでてきたりして戸惑うので、少し復習しておくと良いです。例えば、データベースの「選択」「射影」がどっちがどっちだったかなど。
下記の参考書などが非常に対策に有効です。
上にもすこし書いたのですが、WindowsやActiveDirectory、Oracleなどベンダー依存の知識も問われます。 このあたりはあえて勉強して点数を取りに行くのもナンセンスだと思いますので、自分の得意分野をしっかり抑えに行くと良いと思います。 もし、LinuxもWindowsもActiveDirectoryもOracleもMySQLもVMwareもどれも自分の分野外だというのであれば、今一度自分の進む方向性を見直してもいいかもしれません。
その他、なんだかんだ自作PCやオンプレミスサーバを構築したことがある経験は支えになると思います。 ディスクのストレージの設定やネットワークの設定を1から設定することになるのでもし興味ある人は自作PCでも作って見るといいかもしれません。
そういえば過去にこんなことして遊んでました。
【年末遊び】秋葉原で自作PCパーツ集めて作った
カンニングについて
(※2020年2月24日 追記)
案外、カンニングについての意見も多かったので補足します。
Gait自身はインターネット環境のある自宅のPCで受講することができます。
CKA/CKADなどと異なり、リモートで試験監督がみているわけでもありません。
つまりカンニングしようと思えばできる、ということなるでしょう。
試験時間も余裕があったので調べることはできると思います。
しかし、今一度なんのために試験を自分が受けているのか、自分に問いてみてください。