2018年1月5日、AlibabaCloud MVPにノミネートされアナウンスされました。同僚と一緒にノミネートです。もちろんふたりとも日本初です。
簡単にMVPの紹介と取得までのことをまとめておきます。
ぼくのプロフィールページは下記からみれます。
MVP Profile Page
AlibabaCloud MVPとは
文字通りでとくに説明が必要ないかと思うけど、Alibaba Cloudの普及や使い方、ベストプラクティスに貢献した人を表彰するというものです。年末の2017年の振り返りブログに書きましたが、昨年はAlibabaCloudの日本リージョンの立ち上げから普及のところでずっと仕事してきました。そこで、ちょうど昨年12月頃にMVPのページが開設され、募集していたのでせっかくなので応募してみたというのが背景です。
MVPになると、いくつかのBenefitがあります。例えば毎年10月に行われるAlibaba Cloudのカンファレンスに参加できるチケットなどがもらえたり、杭州の本社に遊びに行けたりといくつかあるようです。 なにせ今回がグローバルでの初のMVPなので詳しいことはよくわかりません。
どうやら、ノミネート後もなにかアウトプットがあれば定期的に、事務局に連絡するといいらしいです。 そうすると、プロフィールページの更新はもちろん、貢献度を測っていてMVPグレードが上がったりするようです。
MVPのベネフィットについて(追記)
上記で「ベネフィットについてよくわからない」と書きましたが、MVPになってから2年ほど経ち実際にベネフィットを受けたので簡単にまとめます。 ベネフィットの詳細の前に、グレードの仕組みについて解説します。 MVPを獲得すると、申告制で〇〇なブログを書いたや〇〇のGithubでのPull Requestをした、などの申請ができます。それが承認されるとポイントを取得することができ、そのポイントによってBasicからDiamondという4つのグレードが決定します。 このポイントは年末でリセットされます。毎年、安定した貢献をしないと良いベネフィットが受けられないということです。
2019年はPlatinumという上から2番目のグレードになりました。 これによってカンファレンスでの大きな貢献を受けました。その他の細かいベネフィットは公式サイトを見てみてください。
Apsara Conferenceのチケットと各種イベントへの参加権限、これが一番大きなベネフィットです。Platinum以上に年に1度秋に実施されるApsara ConferenceというAlibabaのイベントの参加チケットがもらえます。チケットがもらえるだけでなく、MVPにはいくつかの優遇があります。
1つはMVP Summitという前夜祭的なイベントに参加できることです。世界のMVPしか参加できないので良い交流場になります。
また、MVPにはエージェントがついていて、カンファレンス中に案内してくれたり、一緒にご飯に行ったり、カラオケにいったりといろいろとお世話してくれます。会場にはいれないなどのトラブル時も電話すればすぐに助けてくれます。
中国という土地では非常に助かります。
さらに、プロダクトディスカッションという会にも参加させてもらいました。Alibabaの実際の開発メンバーと会話をしてフィードバックしたり、最新情報を教えてもらえるという会です。
このようにカンファレンスに参加時にいろいろとお世話してくれるとてもいいベネフィットがあります。
MVPに選ばれるまで
まず、あたりまえですがMVPになるためにはAlibaba Cloud普及に関する貢献をする必要があります。ぼくの場合、ポッドキャストでしゃべってきたり、イベントでしゃべったり、ブログ書いたり、Terraformプロバイダーの貢献をしたりなどしました。
そういった活動の上でサイトから申請し、その後いくつかの質問がメールで送られてくるのでそれに答えていく必要があります。 答えるのが結構難しかったなと思った2つの質問をサンプルとして載せておきます。日本語でも結構難しいなと思ったのですが、これに英語で答えなければいけないのは、ぼくにとってはちょっと大変でした。でもいい英作文の練習になります。
- Q. What is your ideal definition of an MVP?
- Q. What sets you apart from other candidates to be an MVP?
選ばれたあとも、掲載用の写真や自己紹介文などの提出があり、まずまず英作文しなければいけな場面は多かったです。 ちなみに、自己紹介文を慣れない英語で適当に書いて出したのですが、掲載用にはいい感じに書き換えられてて、感動しました。。。
今後について
ノミネートされることは、今後も頑張ってねってことだし、自分もそう捉えています。 簡単に今後のAlibaba Cloudに対する貢献について考えていることを書きます。
Alibaba Cloudのテクノロジーに向き合う
どういうことかというと、去年まではどちらかというとプロダクトのラインナップもIaaSっぽいのが中心で、そもそものパブリッククラウドについての普及、基本的なアーキテクチャについて情報発信をすることが多かったです。しかし、去年の終わりぐらいからどんどん新しいプロダクトを出していっています。Alibabaの強いテクノロジーはどこにあるのか、そして他者ではなくてAlibabaを使っていく理由をもっと探していけるよう振る舞っていければいいなと思ってます。
というわけで、最後に
Alibaba Cloudに携わることがもしあれば、ぜひ応募してみるといいと思います。