31 Dec 2018, 00:55

「索」2018年振り返り。

毎年恒例の振り返りブログです。
今年は「索」という字をあてたいと思う。「模索」からとった。
あまりいい意味の文字ではないかもしれないが、そういうことではなく、 とにかくもがき何がベストなのか、どうなるべきか、とにかく探して、考え、時に悩みながら進めていった年だったからです。

過去の振り返りブログ

気になる過去の振り返りはこちらです。

マネージャーになったということ

「索」という字をあてた大きな出来事としては、 まず1つに2018年7月からマネージャ、つまり管理職に予期せぬタイミングでなったということです(まだ当時27)。 これには背景があり、うちの技術部がここ1年で6倍ほどの規模の人数に大きくなったので、それに合わせて役割で組織分けをしたということがあります。

それ以前までもリーダーのような役割で仕事してきたことはあり、 自分のチーム(課)も6人だったのでリーダーの延長でできるやろ、ってはじめ思っていました。 しかし、実際にやってみるとマネージャにはマネージャの重要な仕事があり、 マネージャとはそれ専門のロールであるということを強く感じるようになりました。 たとえば、以下のようなメンバーの時代にはない仕事があります。

  1. チームおよび技術部のミッションと目標を定義すること
  2. チームの全体の成果の責任を負うこと
  3. メンバーの仕事を評価すること

こういうこと書くとあれなのですが、いままで組織の目標が明確になっておらず、 なんとなく営業やマーケティング部門からの依頼ベースで仕事することも多かったです。 自分は、それがとても嫌でそして組織規模が大きくなったいま、それではいけないと思い、 「何を目指す組織」であるのかということをまず定義し主張するようにしていきました。 もちろんそのかわり、そのミッションについては責任を負う覚悟が必要です。

その中では、社内やパートナーのスキルアップ、技術ドキュメントの拡充部分を強化しました。 これを行うにあたって、大学の時に勉強した「SECIモデル」というものを思い出しました。 社員が増えたこと、社外のパートナーやユーザへ効率的に情報やスキルを共有する必要があり、SECIモデルに則って考えてみました。 これがどのくらいの効果をだしているかはこれから評価となりますが、下記の重要性を主張しています。
(以下図の出典: SECIモデル(せきもでる) - ITmedia エンタープライズ)

secimodel

そして、なんといっても一番難しいのが「メンバーを評価する」ということです。 あたりまえのことだが、メンバーはそれぞれの想いや歩みたいキャリア、やりたいことがあり、得意なことも違います。 そんななか、彼らが一番バリューを発揮でき、次のキャリアに一歩でも進めるように仕事を作る必要があります。 またそれらを評価していく必要もあるのです。
評価するとは、昇給やボーナスへも大きく影響します。 当然27歳で年上の方も多い中、このような仕事をするのは簡単ではなかったです。

その中でも心がけて行っていたことがあります。
それは、「互いをリスペクトしながらフェアに会話する」ということでした。

どういうことかというと、人それぞれの価値観(とくに弊社の場合外国人も多く日本という物差しだけでは測れない)があり、 技術分野もことなります。 一度、自分の物差しや会社の物差しというものをなくして、 その人が考えていること、それに近づくためにはどうしたらいいか、一緒に考えていくということです。 場合によっては、自分のチーム外の仕事をしたほうがいいケースもあり、そういった支援も時には行いました。

早すぎたなあと思いもありながら、マネージャ業も行っていたのですが、 仕事で海外の人と接したりや社外へのコミュニティなどを通して自分の弱みもよく知った1年だったとも思っています。
自分は、開発・運用のバックグラウンドを持ちつつ、 その中での課題発見やプロジェクトリード、ソリューションアーキテクト(プリセールスエンジニア)として、 対人コミュニケーションスキルや技術のことをわかりやすく伝えるところに強みがあり(あるらしく)、 その部分では大きく評価されてきたのかなあと思います。
一方で、やはりスペシャリティがないというか、得意分野での深いスキルを持っていないことが自分の中で次の課題であるなと感じています。
来年は、その部分を見つけ、そして強くしていきたいと思っています。

引っ越した、同棲した、婚約した

仕事での立場の変化もありましたが、プライベートでの変化も大きかったです。
2018年6月には引っ越しをし同棲生活をはじめました。
2018年8月には婚約もしました。

タイミング的にそろそろ、という思いもありながら、 いまの自分で務まるのだろうか、そんな葛藤もありながら決断をしたものでした。 決断というと無理やり、みたいな表現になってしまうが、 正確に言うとある時、結婚という概念が頭に振ってきたという感じです笑

また、こういったプライベートでの出来事の変化は、 「仕事」というものへの見方も少し変えてきました。

それは、どう頑張っても一人の時と違って時間的制約が大きいことがあります。 もちろん生活の仕方や相手方への理解によって緩和することもできますが、一人時代にくらべたら制約があることは変わりがありません。 ましてや子供持ちの場合はさらに大きくなることは間違いありません。

自分は過去ずっと休日もよく勉強し、それを業務へ活かすように生活してきました。 それは、半分好きなこととしてやっていたので苦ではまったくなかったのですが。 しかし、気が付くとそういった勉強が”should”ではなく半分くらい”have to”な状況になりつつありました。 いいことでもあるのですが、要は仕事と休日の勉強が「依存」関係になることもあったということです。

そんな中で、どうやってもっと効率的に学習するか、稼げるようになるか、 という今まで全くなかった観点がでてきました。

中国

この1年間で、中国への興味が強くなり、好きになりました。
いままでもAlibaba Cloudにはもちろん携わっていたのですが、 あくまでビジネスとして、プロダクトとして関わるという気持ちが強かったです。 しかし、Alibaba Cloudのプロダクトの仕様やAlibabaの人の考え方や働き方を理解するために、 もっと文化というものを学ぶ必要があると考え、興味を持ち、下記のようなことをしているうちにだんだん楽しくなってきましたw

  1. ジャックマーってどんな人だったのか本を読んでみた
  2. アリババってどんな会社なのか聞いたり感じたり
    • そもそもアリババの人たちってどんな風にミッションを与えられ、どんなふうに働いているかなど
    • 想像以上に数字主義で厳しい環境で働いている実態など
  3. 中国人ってどんな考えをもっているのか
    • そうなってくると、そもそも中国人って?みたいなところに興味をもつように
  4. 気が付いたら、中国人の同僚や友人に本場の中華料理の味を教えてもらったり
  5. 気が付いたら、中国語の勉強も始めました

9月には人生初の海外カンファレンスとしてAliabaが主催するTCC(The Computing Conference)に参加しました。
英語セッションが少ないことや同時通訳の人がやる気なくて帰ってしまう、現金で支払いできない、など大変なこともたくさんあったのですが、いまのアリババの現状をこの目でちゃんと見てきました。

AlibabaのGlobal MVP Summitで@mosuke5の名前を刻んできた。
mvp-summit-1

mvp-summit-2

勉強した技術分野など

Container

1つはコンテナ関連です。 まだまだなのですが、まずは自分で運用させているサービスをコンテナベースで運用してみたく、それを実現しました。 具体的には、docker-composeでnignxやrails, elastic searchなどを動かしてみています。 実際にやってみると運用上の課題やメリット、などいろいろと発見があるものです。

GWはこんなことを書いたのを思い出しました。
Docker Compose上でのRailsアプリケーションの開発フロー

そのほか、最近では仕事で、Alibaba Cloudが提供するContainer Service(Managed k8s, Swarm)をお客様に提供するために調査しています。少しずつではありますが、理解を深めています。 こちらの技術調査については、ペアプログラミング的に学習することをトライしてみています。 いままで、自社サービスのプロダクト調査などは、隙間時間に個人が行うことが多かったのですが、まだバグが多くて躓いてしまったり、ある程度バックグラウンド知識がないと理解できな部分も多くあるため、業務として時間をとってペアでプロダクトを使いこんでいくことを行いました。 思いのほか、楽しいし、モチベーションも持続するため、非常によいこころみでした。

AWS SA Pro

もうひとつはAWSです。Alibaba Cloudの人がAWS勉強していることをまあ公にするのはどうなのというところもありますが、自分は気にしていません。というより、このクラウドの世界、AWSは特別ではなく普通のスキルです。 結果的にAWS Solution Architect Professionalを取得したのですが、取得した理由や感想についてはこちらご覧ください。

サンプル問題集付き!AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル勉強方法

このブログに書いてある「サンプル問題集」ですがこれが意外にも50はてぶくらいついててうれしいですw 役に立つと思うのでみんなも使ってね。

英語

英語は地味に続けています。 組織が大きくなり、仕事上で英語を使う機会は少なくなってしまっているのですが、 ほそぼそでありますが続けています。

上で話した、AWSの資格試験の勉強は基本的に英語ベースで行いました。
また、9月にAlibabaのカンファレンスに行ったときは、インド人と2日間過ごしたりしました。 やはり、Alibabaや世界の人たちと仕事をすると、日本ばかりを見ていてはいけないと本当に思うし、来年も続けていくつもりです。

その他

10月には肺炎にかかり10日くらい寝ていました。
人生で初めて点滴もうち、死ぬかと思いました。
助けてくれた皆様ありがとうございました。身体強くしような。

来年の目標

来年の目標ですが、うえでも少し触れたのですが、 自分の得意な分野や領域というのをもう少しはっきりしていきたいと思っています。
もちろん、その領域にこだわってしまうのはよくないと思いますが、今の自分にはそれを作っていくことが次のステージに進むのに必要なことかなと思っています。

また来年もよろしくお願いします。

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