@mosuke5です。2019年も終わりを迎えてしまいました。
毎年恒例の振り返りブログも6回目となります。
そして、今年はなんといっても生活面で転職と結婚という大きな節目があり、いろいろと考え方も生活も変わった1年だったなと今になって思います。どうかわったか、思い出しながら書いていきたいと思います。
過去の振り返りブログ
気になる過去の振り返りはこちらです。
- 2014年: 「2014年を思い返して」
- 2015年: 「2015年振り返り」
- 2016年: 「「嵐」2016年振り返り」
- 2017年: 「「進」2017年振り返り」
- 2018年: 「「策」2018年振り返り」
転職
今年は初めての転職をしました。非常に大きな決断でした。
なぜ転職したかは以下にかかれているのでこちらを読んでください。
なにをやっているか
転職したあとになにをやっているかはあまり発信していなかったので簡単に書いていきたいと思います。 いまはRed HatにてDevOpsコンサルタントをやっています。 Red Hatはご存知のとおりRed Hat Enterprise Linux(RHEL)をはじめとしてAnsibleやOpenShiftなどといった製品を扱っています。 会社の中にはGPS(Global Professional Service)とよばれる、コンサルティング部隊(最近だとプロフェッショナルサービス部隊といったほうが通じる?)があってそこに所属しています。 Red Hatでは、製品だけを売るのではなく、DevOpsやアジャイル開発・スクラムなどといった開発手法やマインドセットを製品と一緒に顧客へ届けるということに最近注力しています。自分は、製品に特化したコンサルタントではなくて、DevOpsやスクラムを製品と共に届けるポジションとして働いています。(ときとして、あまり製品に関係ない場合もありますw)
具体的な仕事の内容としては、最近では以下のようなことをしました。
- 金融のお客さんへのCI/CDやロギングプラットフォームに関する支援
- お客さんの今後のIT戦略に関するロードマップ作成支援
- DevOpsカルチャーを体験するトレーニングの提供
- OpenShiftを使ったマイクロサービスのトレーニングの提供
- OpenShiftに関する問い合わせの調査と対応
- その他、イベントへ出たりブログ書いたりのコミュニティ活動
なにが違うか
いろんなことが前の会社と違うのですが、一番違うのはおそらく「仕事の捉え方」ではないかなと思います。
どういうことかというと、一言でいうと「ジェネラリスト志向かスペシャリスト志向か」みたいなことだと解釈しています。
それゆえにいろんな物事の捉え方がことなるというわけです。
前の会社は明らかにジェネラリスト志向の会社でした。
最近でこそ少しずつ専門職に対する捉え方が変わっているようですが、人事制度にもかかれていたのですが、
社員が将来的に「新規事業の会社の経営者になる」ということが求められていました。
業務についても、専門領域をもったチームで連携しあってこなすというよりは、担当の業務の上から下までを網羅した働き方で、
直面する課題にはなんでも立ち向かっていかなければならない、というスタンスでした。
例を見ていきましょう。
社内システムの開発にいたころでいうと、モバイルのネットワークの監視システムやその周辺の業務システムを作っていたのですが、システムの構築にあたって、データセンターへのサーバの調達と設置からアプリケーションの開発、保守運用、ユーザ部門への調整これらはすべて自分たちの仕事でした。
アプリケーションの開発も最後は内製で作ることが多かったですが、その選択さえも自分たちに委ねられている状態でした。
決められた予算の中ではありますが、ユーザの望むものに対してどのような方法でもよい形でした。
また、モバイルの部門では、次にソフトウェアの開発ではなく、ネットワークの運用や基地局関連などあらゆる部門へいく可能性があり、ソフトウェアのスペシャリストとしてのふるまいではなかったです。
トラブルにおいても、ハードウェアの問題もあれば、アプリケーションの問題、組織の問題などあらゆることがおき、とにかく起きた問題に対してどう向き合うか、その問題の種類は問題ではないと捉えていました。
新規事業のAlibaba Cloudの日本リージョン立ち上げもそうです。
会社の立ち上げ期なので、専門性とかいっている場合もなく目の前の会社の課題をひたすら解決して前に進めていくことが必要でした。
それには、会社のホームページも作りましたし、プリセールス、技術検証、パートナートレーニング、マーケティング、採用、なんでもやる必要がありました。
一方で、Red Hatは明らかにスペシャリスト志向の会社です。(会社が、というもありますがフェーズももちろんあります)
特定の分野のスペシャリストになってくれ!というのが今の会社の少なくとも自分のポジションに求められていることです。
その人の持っているスキルや、やりたいことをすごく重視します。信じられないくらい重視します。びっくりしました。
自分のスキルと関係ないことやあまりやりたくないことの仕事は基本的にそんなに降ってくることはないです。
また、コンサルティングはお客さんありきというか受注後のはなしなので、会社の抱える課題をとにかく解決する、というのとはやはり毛色が異なります。
これには良い悪いの問題ではないと思いますが、明らかに違う性質なために戸惑いやどう考えていいか迷うことも正直ただありました。 しかし、もともと転職した理由に次のフェーズでは得意分野を作りたいというのがあったので、まさしく求めていた環境です。 自分の良さの幅広さを忘れずに、得意分野を今の時期にはガンガン伸ばしていきたいと思います。
結婚
今年は、結婚し結婚式もあげました。結婚式については下記をご覧ください。 準備は大変でしたが、おわってみてやってよかったなと思える一大イベントであったことは間違いありません。
最近は、仕事や勉強に対する考え方に少し変化がでてきているように自分で感じます。 まだ子供がいるわけではないですが、やはりパパをやっている社会人を見る目が変わります。 自分の時間がどんどん少なくなっていくなか、一方で世の中の変化はますます早くなるなか、どう働いていくのかとても考えるようになりました。
その中で、最近取り組むようになったのは、やるべきことの取捨選択です。 いままでは、時間も多くあったし、とくにかくいろんなことをかじったりしていました。 いろんなことをかじることもそれはそれで重要なのですが、いままでよりは取捨選択することを重視するようになりました。 心のどこかでは少しやりたい気持ちがあっても、あえてやらない決断をすることで、まずは今なすべきことに集中するようになりました。
お金の捉え方も変わりました。
いまは給料の多くを家のお金として預けています。
自分のお金が自分のものではなくなるということにはじめは抵抗がありました。
しかし、自分がなんのために働いていて、お金はなんのためにあるかを考えることで受け入れることができるようになりました。
2020年
書いていくと、いろんな物事の「捉え方」が変わったということに気づきました。 そのためブログのタイトルに使う一文字は「捉」にしようと思います。
来年は2つのことをとりあえずがんばろうと思っています。
1. DevOps分野をとことん伸ばす
仕事の話ですね。スペシャリスト志向の強い環境に変わり、もともとの狙い通り、当面はやりたい分野を伸ばしていきたいと思います。正直まだまだ会社の中で存在感を出せていない面もありますし、貢献度も低いと考えているので、まずはもっと貢献できるようにスキルアップしつつ経験を積んでいきたいと思います。
2. 語学のさらなる強化
2019年も英語は地道に続けていて、TOEICも着々と伸びています。2020年はスコアを伸ばすという意味では最後の年としたいと思っています。スコアを伸ばすための勉強をしていたわけではないのですが、どこかで気にしていたので、来年は目標スコアにたどり着き、その先の勉強へとシフトできるようにしたいと思っています。
では良いお年を。来年もよろしくおねがいします。