OperatorSDK for Ansible の開発。チュートリアルの次の一歩

2020-10-10

こんにちは、もーすけです。
本日は、Kubernetes Operatorの開発に関する情報提供をしたいと思います。 Operatorってなに?ってかたやより内部実装を学びたい方はぜひこちらの書籍(実践入門 Kubernetesカスタムコントローラーへの道)を参考にしてください。

Operator開発にはOperatorSDKを利用するのが非常に便利です。Go, Ansible, Helmなどを用いて開発できるのですが、今回はAnsibleを使ったOperatorについて書きます。 OperatorSDKは便利ですが、まだまだ情報が少なく、ドキュメントのチュートリアルを実施したあとに何をすればいいのか?とっつきにくいさもあります。 というわけで、このブログでは、チュートリアル後に何をすればいいか?どんなことを確認していけばいいのか?という観点でまとめてみましたので、ぜひ参考にしてOperator開発を楽しんでください。

まだチュートリアルをやっていないよ、というかたはこちらから済ましてみましょう。

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KubernetesのPod内からの名前解決を検証する

2020-09-09

もーすけです。本日は最近おこなったトラブルシューティングの中で、自分がKubernetesのDNSまわりについて理解が乏しく手こずっていたのでその内容について簡単に書いていきたいと思います。

前提

これからcurlをhttpサーバに打ったり、digを行ったりしますが、Kubernetes内の下記のような環境で行ってます。

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ZabbixでKubernetesの監視を検討する(Prometheus exporter, Kubernetes API)

2020-08-13

こんにちは、mosuke5 です。 本日は、ZabbixでKubernetesの監視をどこまで頑張れるか考えてみたいと思います。 クラウドネイティブな環境ならPrometheusとそう単純に思うところですが、使い慣れたツールに統合したいことも当然ありますし、選択肢はいろいろあるべきですね。 どんな方法で実現できるのかみていきましょう。

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コンテナイメージを軽くする方法と、その原理原則を考える

2020-07-09

こんにちは。もーすけです。
はじめてコンテナアプリケーションの開発に挑戦していると覚えることがたくさんあり、楽しさ反面大変さもおそらく感じるかと思います。 そんな覚えることがたくさんの中には、コンテナイメージは軽くしたほうがいいというものも含まれるかもしれません。 軽くしないと動かないわけではないので、はじめてコンテナ環境に挑戦している人はどうしても忘れがち、見落としがちなことかもしれません。 しかし、実際の運用を見据えると、軽量であるほうが断然よいです。
その理由を理解すると、みなさんが「なぜコンテナに挑戦しているのか」思い出してくるのではないかと思います。

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コンテナイメージの脆弱性のリスクと対策についてNIST SP 800-190に沿って考える

2020-07-08

少なくとも年内まで在宅勤務が確定しいるもーすけです。
さすがに、出社方法などすべて忘れました(笑)

はい、本日はコンテナイメージのセキュリティに関する考え方について書きます。
新しくコンテナ環境を導入してみたいけど、セキュリティに対してどう考えたらいいかわからないといった声や、 実際にKubernetes使い始めたけど本当にこれで安全なの?といった不安の声が聞こえてきているのでまとめてみました。

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カスタマイズしたJenkinsを作成する方法 on OpenShift

2020-07-05

こんにちは。もーすけです。
本日はRed Hatが提供しているKubernetesディストリビューションであるOpenShift上のJenkinsの管理に関するお話です。 OpenShift上でJenkinsを利用する際のプラグイン管理の方法やカスタマイズ方法などをご紹介します。 ハマリポイントもあり困っている方も見かけたのでお役に立てばと思います。

Jenkins本体ではなくJenkins agnetのカスタマイズに関しては以前に下記ブログを書いてますのでこちらをご参照ください。

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Sock Shopを使ったサービスメッシュ体験のハンズオン

2020-07-01

おひさしぶりです。もーすけです。
あっという間に6月が終わってしまい、6月はブログが書けませんでしたが、ブログで書きたいなと思うネタはいくつかありますので、時間のすきをみつけて書いていきたいと思います。

以前に、Sock Shopを使ったマイクロサービスのハンズオン体験についてのブログを書きました。 このネタに、Istioを使ったサービスメッシュを適応するハンズオンを追加したのでお知らせします。

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Tekton 徹底解説、Operatorによるインストールとはじめの一歩(学習シリーズ01)

2020-05-10

Tekton学習シリーズ

もーすけです。 GWはみなさんいかがお過ごしでしたか?
外に出れないGWという一生でもそんなことが2度あるかわかりませんが非常に大変な日々を過ごされたのではないかと思います。自分は、GWを使ってKubernetes Operatorの開発などに挑戦してみていました。 このあたりの話は別で書きたいと思いますが、Kubernetesのよさについてさらに理解を深めた気がします。

さて、今日はCloud NativeなCI/CDツールと言われているTektonについて。
Tekton学習シリーズということで入門者向けの連載企画をおこないました。第1回目は、Operatorによるインストール編です。

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イメージのプルの効率化を考える。kubernetes-image-puller の紹介

2020-04-28

FF7リメイク、クリアしました。いまSwitchで原作のFF7をやり直しています。もーすけです。
今日はkubernetes-image-pullerというツールを発見し試してみたので、背景や課題感含めてご紹介していきます。

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Jenkins pipelineで複数のOpenShiftクラスタを扱う

2020-04-14

もーすけです。今日はJenkinsを使ったKubernetes(OpenShift)環境でのデプロイ関連についてです。
Jenkins pipelineで複数クラスタ(マルチクラスタ)を扱いたい場合の設定方法について確認したので共有します。

背景

以前にskopeoを用いたコンテナイメージの別レジストリへのコピーする方法について書きました。 イメージを別レジストリへコピーする目的は、イメージをビルドしたクラスタと本番環境が別クラスタの場合などがあります。 複数のクラスタを利用する環境では、1つのJenkins pipelineから複数のOpenShiftのクラスタに対して操作するケースがでてきます。 やることは単純で、複数のクラスタの認証情報を用意して操作することになるわけですが、JenkinsのOpenShift Client Pluginを用いた方法についてメモしていきます。

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